平屋のメリット

平屋のメリット

地震・風災に強い

地震・風災に強い家を造るためのポイントは2点です。
①揺れにくく、風が当たりにくくするために建物の高さが低い
②受けた力を逃しやすくするためにより正方形に近いシンプルな形
逆に、高い建物や凹凸の多い形の家は地震や風の影響を受けやすくなります。

メンテナンス代が安い

屋根や外壁、太陽光パネルのメンテナンスで足場が必要になります。
その足場が2階建てより平屋の方が少なく済むため、安くなります。
平屋では、脚立で対応してくれることもあり、その場合はさらに安くなります。

足場代={(家の外周+4m)×家の高さ}×平米単価、平米単価は700~1000円が相場です。
※今回は1000円とします

例)30坪の平屋と建坪15坪の2階建てを比較してみます。
30坪の平屋は縦10m、横10m、高さ3m、15坪の2階建ては縦7m、横7m、高さ6mです。
平屋は足場代={(40+4)×3}×1000=132000
2階建ては足場代={(28+4)×6}×1000=192000

同じ30坪の家でも、足場代で6万円の差額になります。
脚立で対応してもらう場合は、足場代が不要となります。
外壁や屋根の素材、太陽光パネルの有無によって、メンテナンスの回数は変わります。
それぞれの条件でどれくらいメリットになるのかは検討が必要です。

階段のスペース分を削減

階段には、1階と2階にそれぞれ1~1.5坪くらいスペースが必要となります。
平屋の場合、このスペースを他のスペースに使うことができます。
階段スペース分を削減した場合、各部屋の大きさは同じでも、家全体では2~3坪減ります。
坪単価100万の場合は200~300万安くなります。

間取りの自由度が上がる

2階建ての場合、2階を支えるための柱や壁が1階に必要になります。
間取りにもよりますが、1階のリビングの中央に柱が出てしまったり、2階のための壁で部屋がきれいに分けられなかったりすることがあります。
平屋の場合、2階のための柱や壁を考えなくて良いので、間取りの自由度が上がります。
さらに、勾配天井や高天井、屋根裏のスペースも有効活用できます。

階段事故を防止

階段は事故が多く、家での事故発生の多い場所で、2位です。(1位は居室)
小さい子どもがいる場合や老後のことを考えると、事故を減らせるのはメリットに感じます。

掃除が楽

階段は上り下りするだけですが、意外と埃や髪の毛が落ちていて、こまめに掃除が必要です。
さらに、2階建ての場合、掃除機を持って、階段の昇降が必要です。
これが地味にめんどくさいです。平屋の場合、このデメリットがなくなります。

少し前から、ロボット掃除機が流行っており、平屋の場合、最大限に有効活用できます。
掃除機の回数も減らすことができます。

トイレで減額

2階建てでは、人数に関係なく、1階と2階にトイレを設けることが多いです。
その場合、騒音や排水を考慮しなければならないため、間取りに制限が出ます。
設置費用はトイレのグレードによって差は出ますが、50~100万が相場です。
平屋では人数にもよりますが、トイレを1つにする場合もありますね。
トイレを1つにした場合、コストが削減でき、間取りの自由度も上がります。
さらに掃除箇所も減らすことができます。

コミュニケーションが取りやすい

気配を感じられ、コミュニケーションが取りやすいので、子育てや介護がしやすくなります。
この点はデメリットにもなり、プライバシーが守られないという意見も聞きます。

太陽光パネルの発電率を上げられる

屋根の面積が大きくなるため、最大設置数が多くなります。
さらに屋根の形にもよりますが、発電率が良い側に多くの太陽光パネルを載せることができるので、同じ太陽光パネルの枚数でも発電効率を上げることができます。
太陽光パネル代実質無料で最大量まで載せることができるシステムがありますが、そのシステムを使うときはお得かもしれないですね。

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